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翻訳家、エッセイストの藤原美子さんは、夫の著書『国家の品格』に感化され
家の中は本であふれかえっています。主人(正彦氏)の蔵書のほか、贈られてくる本も多く、台所まで積まれ喧嘩になることもあります。
その中から面白い本を見つけることがあり、幕末の遣欧使節団を扱った芳賀徹著『大君の使節』や、幕末に来日した外国人を描いた渡辺京二著『逝きし世の面影』などはよかったですね。
先日、主人の講演旅行に同行した際、熊本県小国町がその生地と知り、山崎光夫著『北里柴三郎』を読みました。特に福沢諭吉、森おう外らの登場人物に明治を感じました。
ドイツの哲学者が書いた『無私と無我』を、主人の著書『国家の品格』の武士道に感化されて翻訳しました。今は義父(新田次郎)の『剣岳―点の記』が来年映画化されるので、改めて読んでいます。
小学生のころは図書室の利用が一番だったほどの読書好き。『コタンの口笛』や『クオレ物語』で難破船の少年が命を犠牲にして少女を助ける話には涙しました。
3人の男の子を育てた奮闘記『我が家の流儀』を刊行したばかりですが、子育てに役立ったのが松田道雄著『育児の百科』。出産祝いに贈っています。(翻訳家、エッセイスト)



