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『B級コレクションのススメ』森永卓郎著
夕刊フジ人気連載の単行本化。この連載が始まったのは2007年問題が叫ばれていたころだ。団塊の世代の大量退職時代に、カネのかからない定年後の生きがいの1つとして、著者がすすめたのが「B級コレクション」である。
著者自身希代のコレクターだが、そのコレクションの真骨頂は、他人が必ずしも価値を認めるものばかりではないというところにある。ミニカー、ブリキのおもちゃなどはまだ分かる。だが、ペットボトルのキャップ、シューマイのしょうゆ入れ、清涼飲料水の空き缶などの中には、果たしてどんな価値があるのか分からないものも少なくない。
だからB級グッズなのだが、著者は「どんなB級グッズも、数が集まると、モノ自身が歴史を語り始めるし、美しさがあふれ出してくる」という。その楽しさ、しあわせをこの本でしっかり体験してもらいたい。(産経新聞出版発行、扶桑社発売・1470円)



