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「昔々の健康食」マムシの野望を叶えた「黒ゴマ」

 ゴマをポリポリ噛みながら、たった一人で一国を丸ごと手中にしてしまった男がいる。マムシと呼ばれた斎藤道三(1494―1556)で、油の行商からスタートして美濃の国(岐阜県)の大名にのし上がってしまった。

 乱世のヒーローだけあって脳の回転は抜群。油はごま油が中心で食用や灯油に欠かせない物だ。生地は京都であったが、父は浪人のため家が貧しく、最初は寺に修行に出されるが、辛抱できずに飛び出して油売りになった。

 諸国を行商中に身につけたのが、一文銭の穴から油を注ぐという神業でものすごい集中力の持ち主だったのである。ゴマパワーを熟知していた道三は、食事ごとにゴマを食べるのを忘れなかったという。

 各地の情報を探りながら、天下取りのチャンスを狙っていた。美濃の国に姿を現したのが28歳のときで、国主に取り入り家臣として入り込む。そして、相続争いに乗じて国主を追放し、実権を握ると絶世の美女と評判の高い国主の愛妾を奪って妻にしてしまう。

 まさに、マムシだ。戦国の乱世を巧みに泳ぎ美濃の国を分捕ってしまった。彼の頭脳力と実行力を強化していたのはゴマである。野望の実現をサポートするような成分がたっぷりなのだ。ひとつは脳の働きを鋭くするビタミンB1、もうひとつは自信を強化するビタミンEだ。現代は大乱世である。野望を持つがよい。ゴマをポリポリ忘れないようにな。  
(食文化史研究家・永山久夫)
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 ゴマの食法
 ゴマは黒がよい。色素成分のアントシアニンが脳細胞の酸化を防いでくれるからだ。酸化はさびることで、老化の始まり。そこでゴマぼた餅のすすめじゃ。すり鉢で黒ゴマ、砂糖、少々のしょうゆを混ぜてよくすり、モチ米とうるち米を半々で炊いて作ったおにぎりにまぶす。脳が喜ぶブレインフードだからな。

「雑炊」はパワーフード
刺し身より薄く、たれで食す「なます」
「ユズ塩辛」
江戸一番の美人・お仙の好んだ「渋茶」
西郷の好物だった「ウナギ」
昆布で不老長寿
「大根」で50代もニコニコ元気!
最後の将軍、慶喜も好んだ黒豆と豚肉
長寿食で雑煮のレギュラー「サトイモ」
「玄米ギャバ」
「梅干し」

投稿日: 2008年03月18日

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