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いよいよ北京五輪 そろそろ大画面テレビ(3)「速い動き」ならプラズマ
北京五輪開催を前に、大画面薄型テレビの中でも「プラズマ」の特長がクローズアップされてきている。速い動きへの対応やコントラスト比の高さなどから、「五輪(スポーツ)見るならプラズマ」という評価が高まっているのだ。
現在、薄型テレビ画面の主流はプラズマと液晶。発売当初から最近までは「大画面はプラズマ、中・小型は液晶」という棲み分けが続いていた。しかし、液晶も大画面化が進み、いまでは40―50型の大画面液晶テレビも登場している。価格的にも大きな差がなくなったため、液晶が追い上げているかのようにも見える。
だが、さらなる大画面化がその流れに待ったをかけたようだ。なぜなら、大画面になればなるほど画像の精細度や美しさへの要求が高まるからだ。
同じ大画面でも、プラズマは自発光方式のため画面の切り替えが容易。一方、液晶はバックライトを用いる方式のため、どうしても「白っぽさ」が残る。速い動きへの対応が苦手で画像のちらつきや残像感が出る弱点もある。この弱点を補うため、倍速技術などソフトウエア的な処理でカバーする液晶テレビも出ているが、その分価格は上がるし、完全な解消には至っていない。また、明暗の“深さ”の基準であるコントラスト比も、プラズマが現行機種で1万:1を実現しているのに対して、液晶は2000:1程度だ。
この差が歴然と分かるのがスポーツ中継。速い動きだけでなく、横に流れるテロップなども、液晶よりプラズマのほうがはっきり見える。場面転換時も、液晶は前シーンの明るさや残像が残りやすいが、プラズマは皆無だ。
そのため、プラズマテレビ最大手のパナソニックは、今年の北京五輪がプラズマテレビのさらなる飛躍のきっかけになるとみている。ユーザーにとっても今年は、高い表現力を持つプラズマテレビを再認識する年になるかもしれない。
■いよいよ北京五輪 そろそろ大画面テレビ(1)スポーツライター・増島みどりさん
■いよいよ北京五輪 そろそろ大画面テレビ(2)作家・山本一力さん

