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オンラインゲーム「三國志」快進撃なるか
任天堂の快進撃もあって、ゲームビジネスは大変もうかるイメージがあるが、それは家庭用ゲーム機市場だけの話。パソコン用オンラインゲームの場合は、市場規模が家庭用ゲーム機の30分の1以下とも言われ、かなりお寒い状況だ。
ある関係者は「日本のパソコン用オンラインゲーム市場、とくにMMORPG(多人数同時参加型オンラインRPG)は、最近まったくもうかっていません。売れているのはソフトバンクの子会社ガンホーの『女神転生イマジン』ぐらい。それに、現在のパソコン用オンラインゲームの主戦場は中国。市場規模も約1600億円で、日本とはケタ違いです」と話す。
そんななか健闘しているのが、先月29日にスタートしたコーエーの「三國志オンライン」だ。家庭用ゲーム機ソフトメーカーの関係者は「国産パソコン用MMORPGがほぼ壊滅状態の中で、今年一番の成功例になるのではと期待されている。一番の売りは最大500人対500人の同時合戦で、これはまさに圧巻。コーエーはこれだけで今年食べていけるのでは、というジョークまで飛んでいる」と話す。
当のコーエーの担当者は「さすがに、これだけで食べていくのは無理」と苦笑しながらも、「無料サービスを利用していたユーザーが、ほぼそのまま有料サービスに移行したので、今後の見通しが明るいのは事実。パソコン用オンラインゲームは海外展開も容易なので、順調に展開できれば、通常の3分の1の期間で開発費が回収できる」と言う。
ネックとなりそうなのは有料サービス時の料金の高さ。30日間の無料サービス終了後、ユーザーは最初に4515円、その後毎月1575円を支払う必要がある。今後増えてくるライトユーザーがどれだけ有料サービスを選択するかがカギを握る。
コーエーは「オンラインゲームは無料のものが多いが、責任を持ってサービスを提供するには、ある程度の課金は必要。『三國志オンライン』を成功させることで、課金に対する考え方も変えたい」と意気込む。三國志の戦いさながらの、前途多難のミッションが始まった―。



