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前園真聖さん-夢はトライアスロン
1996年の「アトランタ五輪」でブラジルを破り、「マイアミの奇跡」といわれる歴史的試合を展開した元日本代表の前園真聖さん(34)。2年前に現役引退後、少年サッカーの普及促進活動に携わる傍ら、自身の健康、体力作りにも余念がない。
■病弱児
「神の子」といわれたアルゼンチン出身の天才サッカー選手、ディエゴ・アルマンド・マラドーナにあこがれ、小学生でサッカーを始めた前園さん。
「身長166センチの小柄な彼が、何人もの選手を追い抜いてゴールする姿を見て、その翌日から時間を忘れて練習した」という。体が弱く、かぜをひいては肺炎や髄膜炎を起していた病弱児が、サッカーを始めてからみるみる健康に。
■カズのようにはできない…
高校卒業後はJリーグ・横浜フリューゲルスに入団。切れ味鋭いドリブルと、精度の高いフリーキックで攻撃的プレヤーとして注目を浴びた。その後、「アトランタ五輪」などで活躍を続けたが、足首骨折などで2005年5月に引退。脳裏に浮かんだのは、共にJリーグ創成期を歩んできた最年長現役選手の三浦知良(横浜FC、41)さんのことだったという。
「カズさんはカロリー計算をしながら食事をし、トレーニング中も血液をとって血糖値のデータ管理をするなど、ストイックなまでに肉体と向き合っている。そうでなければ、あそこまではできない。でも僕には無理だと思った」
■次の目標はトライアスロン
現役時代は栄養士の指導のもと、炭水化物を多くとるなど食の管理をしてきたが、「キッチリしすぎるとストレスがたまる方なので、基本的には好きなものを食べ体力をつけた」。そのため、引退後は66キロの体重(身長174センチ)が69キロになった。
「あきらかに運動不足。腰痛になり、1月の城彰二の引退試合では体が重く、切れの悪さを感じた」
そこで一念発起。現在は30分以上の半身浴で汗をかき、ジョギングを始めた。
「現役のときは自分を追い込む辛い走りだったが、いまはマイペースで走ることができるので気持ちがいい。腰痛も解消した」。休日は12時間以上の爆睡でパワーを備蓄。今の夢は「トライアスロンに挑戦する」ことだという。
引退後は少年サッカー育成にも尽力する前園さんだが、「北京五輪」出場を決めた後輩には、「小さくまとまらず個性を出して頑張れ」。W杯予選激闘中の岡田JAPANには「経験ある監督なので結果を出してくれると信じている」とエールを送る。前園さんのサッカー人生に終止符はない。
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まえぞの・まさきよ
鹿児島県出身。1992年Jリーグ・横浜フリューゲルス入団。94年「アトランタ五輪」U─21日本代表に選出され、96年主将として出場。98年ブラジルサントスFC、ゴイアスECなどに移籍後、2005年引退。現在はサッカー解説者を務める傍ら、「ZONOサッカースクール」を主宰。



