TOP / ピックアップ > 『新世界より』(上・下)貴志祐介著

『新世界より』(上・下)貴志祐介著

新世界より 若手作家や編集者が、いま一番読みたがっている話題の書。

 舞台は1000年後の日本。のどかな共同体の奥底に刻みこまれた残酷な現実と、それに気づいた子供たちの葛藤をベースに、人間の心の闇や脆さを描き出す。

 人間が超能力を操り、下等な動物に対して神のように振る舞っているという設定は、SFを読み慣れていない読者には違和感があるだろうが、この世界に入れるかどうかで上下2冊・4000円の価値が分かれる。

 著者は『黒い家』『硝子(ガラス)の家』などのホラー、ミステリー小説の旗手。本書では、その手法をすべてつぎ込み、圧倒的な筆致とパワーでストーリーを展開させる。ラストも数多の謎と伏線が破綻なくまとまり鮮やか。ファンの間では、貴志作品の最高傑作、日本SF小説の“怪作”との声も。(講談社・各1995円)

「新世界より」

投稿日: 2008年03月29日

トラックバックURL:

ちょいワルフジBLOG

最新記事

夕刊フジBLOGから

コラボ企画

オススメサイト

夕刊フジBLOGモバイル

  • http://yfuji.jp/
    夕刊フジBLOGモバイル
  • 携帯も夕刊フジBLOGモバイル