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『セル』(上・下)スティーヴン・キング著、白石朗訳
かつて『キャリー』や『呪われた町』『シャイニング』などで読む者を心底震わせてくれた、あのデビュー当時のキングが、久々に戻ってきた。
携帯電話(セル)に応答してはならない。なぜなら、やつらはだれもが凶暴な怪物になる…と始まる血も凍る同時多発パニック・ホラーは、インターネットでぐるぐる巻きにされた現代社会への警告か。文明の暴走によって滅びの道をたどり始めた人類への葬送曲か。
読んでる最中に鳴り出したケータイを前に、迷いながらも、ページを繰る手が止められない。ホラーの巨匠による会心の1作である。文庫オリジナル。(文春文庫・各740円)
■「セル」

