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菅野浩司とまたまた愉快な仲間たち ― ギア比の秘密
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先日、立川競輪場で夕刊フジ杯(FⅡ)があったので、初めて場内の現場に行ってきました。
平日の開催だったけどファンがたくさん来ていて活気もあったから、まだまだ競輪事業も捨てたものではないなって感じたよ。現場に出るとファンの声が生で聞けるのが嬉しいね。
一番多く聞かれたのが、「なに来そう?」っていう予想。
でも選手は車券も買えないし、予想することもできないんです。
もし予想して当たるんだったら、選手やめてとっくに車券師になって生活していますよ!
それに選手の予想は変な先入観があるから当たらない。ファンの方がよっぽど車券に関しては詳しいです。
次によく聞かれたのが、ギアに対する質問。
決勝戦ならともかく、負け戦の選手のギア変更までファンって結構気にしているんだね。
勝ち上がりのレース、点数が掛かっているレース、決勝戦など、目的があるレースでは、明らかに戦法的に一発を狙ってギアを変えてくるから予想の上でも要注意。
しかし、負け戦では単純に踏んだ感じが悪いから変える選手がほとんど。「戦法的に何かしてくる」なんて気にしない方が良いですよ。
それに、ファンの皆さんは単純にギア比が大きいと重くて伸びがある、と思っているかもしれないけど、そんな単純なものではないんです。
ここで問題。いま似たような3つのギア比3.62、3.64、3,67と3つのギアがあります。一番踏んだ感じが重いのは?
正解は3.62。そして一番あたりの軽いのが3.67。
問題は後ろのギアの歯の数が全部違うところ。3.62は13枚、3.64は14枚、3.67は15枚。
走っている方は後ろのギアが変わるとかなりの違和感を覚えるけど、前ギアを変える分にはそんなに変わらないものなんです。
本来ならギア変更もギア比だけでなく、「50×14から51×14に変更」というような言い方の方がファンに分かりやすいかもしれないね。
もし後ろギアを変えてきている選手がいたら一発を狙っている証拠だから、ファンの皆さんも気にかけておいてくださいね!! (競輪選手・菅野浩司)


