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友川カズキ「競輪三昧(ざんまい)」第21回
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前にもこのコーナーに書かせていただいたが、GよりもFⅠの方が力の差がはっきりしている分、まして特選組がばらける準決勝は獲りやすい、という思いは今も変わらないが、それとて初日の走りを、まずは見てから、または番組にもよる、というものであったが、今回はまったくそんなものは不必要、というメンバーを目のあたりにした。
四日市のFⅡである。初日のスポーツ紙を見て、これはもうほぼ三和英樹(滋賀・69期)のシリーズであろう、と思った。
無名の若手の力は、1度や2度見ただけでは判断出来ないモノも確かにあるにはあるが、三和がA級に落ちる寸前、実は絶好調だったのを私は知っている。
昨日今日選手になった人間に、39歳になって尚、頑固に自力をつらぬく三和が負けるはずはないし、私は負けて欲しくないのである。
競輪選手は己の実人生はもちろんだが、私みたいな貧乏人の金も数多のファンの声も背負って走るのである。
背負った重さが重ければ重い程、それをどのクラスでどれだけ走ったかが評価に他ならない、と思うのである。
今夜の四日市12R、A級決勝のアタマは鉄板で1三和である、穴狙いの私もここは、敬意と応援をこめて三和から。
ヒモは、やはりS級降りの7高橋健太、3着は流し、であるが、自力型は、ひとたまりもないから消しでも良いだろう。
特進を狙う39歳の自力型が競輪界にはまだいることを、嬉しく思う。 (歌手・画家、友川カズキ)
