この記事を読む方におすすめの記事
今!気になるレビュー
『笑う中国人』相原茂著
中国人のしたたかさはご承知の通り。理屈では絶対負けない一例。
仕事をさぼり、床屋にいた男が、上司に職務規程違反だと咎められた。
「確かに髪を切っていました。でも私の髪は勤務中に伸びたんですよ」
「全部が全部じゃないだろう。休んでいるときだって髪は伸びるだろう」と激怒する上司。
「ええ、まったくその通りです。ですから、髪の毛も全部切ったりしませんでした」
中国政治のジョークも冴えている。最もコケにされる政治家は李鵬と江沢民だ。でくの坊の李鵬と悪賢い江沢民―。
ここでは紙幅がなく紹介できないが、ホワイトハウスの晩餐会に招かれた江沢民と李鵬や、共産党が崩壊して2人が南米に遁走する小話は笑える。
本書では「日本人が最も頭にくる5つのジョーク」も紹介しているが、中国ジョークを楽しむ余裕がでてくると、目くじらを立てるほどのものではない。辛辣なジョークに慣れると中国も丸く見えてくる。(文春新書・777円)



