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『笑う中国人』相原茂著

笑う中国人 中国人のしたたかさはご承知の通り。理屈では絶対負けない一例。

 仕事をさぼり、床屋にいた男が、上司に職務規程違反だと咎められた。

 「確かに髪を切っていました。でも私の髪は勤務中に伸びたんですよ」
 「全部が全部じゃないだろう。休んでいるときだって髪は伸びるだろう」と激怒する上司。
 「ええ、まったくその通りです。ですから、髪の毛も全部切ったりしませんでした」

 中国政治のジョークも冴えている。最もコケにされる政治家は李鵬と江沢民だ。でくの坊の李鵬と悪賢い江沢民―。

 ここでは紙幅がなく紹介できないが、ホワイトハウスの晩餐会に招かれた江沢民と李鵬や、共産党が崩壊して2人が南米に遁走する小話は笑える。

 本書では「日本人が最も頭にくる5つのジョーク」も紹介しているが、中国ジョークを楽しむ余裕がでてくると、目くじらを立てるほどのものではない。辛辣なジョークに慣れると中国も丸く見えてくる。(文春新書・777円)

「笑う中国人」

投稿日: 2008年04月06日

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