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『叡智の断片』池澤夏樹著
帯に「チャーチルからウディ・アレンまで」とあるように多くの国の各種の言葉を集めている。
ナンシー・アスターという英国初の女性議員がチャーチルに「私があなたの妻なら、きっとコーヒーに毒を入れるわ」と言ったのに対し、すぐ彼は「万一貴方が妻になったら、私はそれを飲むだろう」と答えた。
池澤氏が一番うまいと言うゴルバチョフの言葉。「ミッテランには百人の愛人がおり、その一人がエイズなのだが、それがどの女か彼は知らない。ブッシュには百人のボディーガードがおり、その一人がテロリストなのだが、それが誰か彼にはわからない。私には百人の経済顧問がおり、その一人は優秀なはずだが、それが誰か私にはわからない」
「恋とは、美しい娘に出会ってから、彼女が鱈(たら)に似ていると気づくまでの至福の時間」は名優ジョン・バリモアの言葉。(集英社・1680円)
