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宋文洲の会社員哲学(4)生かして楽しむ安月給

 お小遣いの金額をめぐって奥さんと闘争を繰り広げる方がいますが、これはまずいと思います。自分の安月給で奥さんのやり繰りが大変なのに、小遣いをねだることはまさに苦労知らずそのものです。

 誤解のないように言いますが、安月給がいけないのではありません。安月給でも高給取りでも、それを生かす良い暮らし方があるのです。料理の腕を磨けば、ほとんどの外食に魅力を感じなくなります。受け入れる心があれば近所の公園に咲く花はリゾート地のそれとなんら変わりません。

 「収入に見合う暮らし方」は後ろ向きな言い方です。私は「収入を生かす暮らし方」をお勧めします。「安月給だから生かしようがない」と諦める人もいるでしょうが、少ないからこそ生かす楽しみがあるのです。空気のようにお金がふんだんにあったらそれこそ生かしようがありません。

 日常生活のためのお金と、将来設計のためのお金を分けるのは金銭感覚の出発点です。日常生活を楽しむために、家族と共有できる「楽しみ」を探さないとなりません。将来を設計するために、具体的にどうなりたいかを家族に理解してもらわないといけません。

 将来、他の業界に転職したいとか自分の店を持ちたいという設計に家族が納得すれば、日常生活のための費用を削っても、家族の楽しみは減らないと思います。

 結局、前向きな金銭感覚は前向きな人生に繋がり、前向きな会社員に繋がり、前向きな社会に繋がります。金銭への無頓着は自慢するものではないですよ。(ソフトブレーン創業者)

宋文洲の会社員哲学(1)「給料の男」と「専業主婦」
宋文洲の会社員哲学(2)社長にならない方がいい
宋文洲の会社員哲学(3)残業はやめたほうがいい

投稿日: 2008年04月09日

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