この記事を読む方におすすめの記事
今!気になるレビュー
森口博子「ポカポカ日記」お花見がウキウキするのって…
春爛漫(らんまん)、いかがお過ごしでしょうか? 今回からしばらく連載を始めさせていただくことになりました。
メールの時代でも日頃から手紙魔の私、仕事の合間に心向くままペンを走らせながら、このページでの皆さんとの出逢いが楽しみです。黄昏時には気温が下がる4月、ほんの少しのポカポカをお届けできればと思っております。宜しくお願い致します。
と、ご挨拶しながら実は私、春が大キライ! あったかいの? 冷たいの? どっち? まるで恋愛のカケヒキみたいで厄介な存在。やわらかい日差しに惑わされて薄着で出かけたら寒いじゃない!! という様な思わせぶりはやめてほしいです(笑)。
やわらかい日差しに騙されないぞ―。やわらかいまなざしにだまされないぞ―。
素肌をからかう夜の寒気、いや吐息、やめて。今度はいつ気温が上がるの?いや、いつ気分が盛り上がるの?
…とほっといたらずっと続きそうですが、春が苦手な一番の理由は切なくなるから。恋愛の思い出かと思いきや…、あれは小学校6年生の春。卒業式を終えた次の日から私は毎朝、泣いていました。卒業したもののまだ中学校の入学式を迎えていない、いわばどこにも属さない自分が寂しくて寂しくて、中途半端なあの期間、校庭の桜の木を見上げながら“居場所”がないと胸が締め付けられていたんです。だから大人になった今でも、桜があの頃の切なさを連れて来るんですね。美しいから余計そう感じちゃう。
皆さんは桜を見るとどんな気分になりますか?
実は桜の花粉にはエフェドリンと言うコーフン作用が含まれているんですって。お花見の宴で人々がウキウキするのは、アルコールや儚げな美しさからだけではなかったんですね。人間が嬉しい、楽しい、気持ちイイと感じた時、エンドルフィンという脳内快感物質、つまり幸せホルモンを分泌します。それがプラス思考や疲労回復とパワーアップに繋がるそうなんですが、桜のシーズンは見事な風情の中で自然に英気を養うのにピッタリですネ! 切なくなってる場合じゃないなあ。
---------------------
もりぐち・ひろこ 歌手、女優。福岡市出身。1985年、アニメ「機動戦士Ζガンダム」の後期テーマ曲「水の星へ愛をこめて」で歌手デビュー。その後、ドラマ、舞台、バラエティーでも活躍。近年では、ジャズライブにも挑戦。

