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妻に隠れて読みたい新刊「セックスがこわい」
副題は「精神科で語られる愛と性の話」だが、実際の診察室でセックスや恋愛を話題にすることは、著者自身ほとんどなかったという。
それが変わったのは「仕事のストレス」などが最大の悩みと訴えている人に、深刻な性の問題を抱えている人が多く、問いかければ待っていたように雄弁に語ることが分かったからだ。
「不妊治療が悩み」といった人妻の本音はセックスレスだったこと、「セックス恐怖症」のまま結婚し、夫を拒み続ける妻など多くの症例をもとに、夫と妻のすれ違いについて語る。
妻ともっと話しあってほしい、という著者の願いは医師としてもっともだが、セックスのことを公然と話せば力負けする夫が多いだろう。(香山リカ著、筑摩書房・1365円)
