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妻に隠れて読みたい新刊『ほんとうの環境問題』
弁舌さわやかなアル・ゴア元米副大統領の『不都合な真実』に感銘した妻たち。さっそく家庭でこまごました省エネに取り組み、迷惑するのは亭主ばかり
日本でこれ以上省エネをして、本当に温暖化防止に効果があるのだろうか?
養老氏は「日本のように省エネが進んだ国では、これ以上炭酸ガス(CO2)は減らせない。米国を半減させる方が先」と主張する。しかも、CO2削減の根拠となるデータは科学的ではなく、信用する気になれないとも。
日本自ら温暖化のシミュレーションもしないで他人の予想で動くほど馬鹿なことはない、と痛快。文科系の人、つまり官僚の議論はモノに対する理解が浅すぎると呆れ返る。
本書を読めば、妻の瑣末な省エネ攻撃を本質論で撃破できる。(養老孟・池田清彦著、新潮社・1050円)
■「ほんとうの環境問題」




