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「あすの野球が楽しみ」で興奮しすぎて下痢に

下痢 春のセンバツが終わり、プロ野球も本格稼働。野球ファンにとっては待ちわびた季節の到来だが、大の野球好きのIさん(23)はおなかをさすりながらため息をついている。彼にとっての球春は、下痢を伴ってやってくる。

 Iさんは大の野球好き。子どもの頃から少年野球で腕を磨き、高校は都立の弱小チームだったため甲子園には縁がなかったが、社会人になってからも地域の草野球チームの「四番・キャッチャー」として活躍中。

 そんな彼が、なぜ春になると下痢になるのか。それは早朝野球のリーグ戦が始まるからだ。

 Iさんの野球の実力は折り紙つきなのだが、ストレスにはめっぽう弱い。半年ものあいだ楽しみにしていた試合が近づくとおなかが痛くなる。

 昨年春の開幕戦では、試合開始直前にトイレに駆け込み、開始時の整列には1人だけベンチではなくトイレからベルトを絞めつつ駆けていく彼の姿が目撃されている。

 ポジションがキャッチャーだけに、守備のあいだ中肛門は緊張状態。攻守交替でトイレに駆け込んでも、レガースが邪魔してズボンが脱げず、あわや大惨事という事態を何度も経験している。

 「過敏性腸症候群という症状で、ストレスによって腸が水分を吸収しにくくなるためおきる下痢です」と語るのは、東京・新宿区にある執行(しぎょう)クリニックの執行友成院長。過敏性腸症候群とは、面倒な会議や大勢の人の前で話をしなければならない日などに、朝の電車でおなかが痛くなる例のアレ。しかし、Iさんにとって野球の試合は嫌なことどころか楽しみにしていたことなのに、なぜ下痢になるのか。

 「子どもが遠足の前の夜に眠れなくなるのと同じで、精神的な興奮がストレスとなって腸への血流が減り機能低下を招くのです。予防法は水分を控えておなかを冷やさないこと。あとは乳酸菌製剤をのんでおくとかなり効果が期待できます」(執行医師)

 逆に考えれば、腸管の水分再吸収力を高めてあげれば症状は改善されるわけで、手っ取り早いのは「おなかを温める」こと。使い捨てカイロなどをおなかの部分の肌着の上から貼り付けておくだけでも、腸管の血流が改善されてずいぶん違うという。

 たかが草野球と馬鹿にはできない。やってるほうは、かなりマジなのだ。下痢になるほど…。

投稿日: 2008年04月15日

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