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今年も!! 最速で広がる百日ぜき

 昨年、大学生を中心にオトナの間で流行し問題になった百日ぜきが、今年も騒がしい。

 通常は春から夏にかけて子供たちの間で広がる感染症だが、すでに先月から患者数が増加。全国3000カ所の小児科報告によると、過去10年間で最速で流行が始まっているという。

 「ワクチン接種によって子どもの感染者が減る一方で、大人の感染者が年々増えている。昨年は、大学などでも集団感染が起こっており、注意が必要」と、国立感染症研究所感染症情報センターの安井良則主任研究官も警告する。

 百日ぜきは、最初は風邪と似た症状で、その後空ぜきが続く。文字通り、完治まで2、3カ月はかかるしぶとい感染症だ。

 「小児科だけの報告なので、大人の患者数の実態がなかなかつかみにくい」(安井主任研究官)というが、今や20歳以上の人が発症するケースが3割ともいわれている。子供たちはワクチン接種により感染が減ったが、その結果、大人がこの菌に接触する機会も減り、抗体価が下がってしまったことなどが考えられる。

 感染の有無は血液検査で分かる。治療は抗生物質の投与だが、タイミングを逃すと、これも有用とはいえず、これといった予防もない。

 「目安は2週間近く乾いたせきが続く場合。3週間以上続くせきでは10―30%は百日ぜきである可能性が高い」と専門医。空ぜきが長く続くようなら要注意だ。

投稿日: 2008年04月15日

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