TOPビジネス > 「おたくのサイト勝手に診断します」慶應義塾大学

「おたくのサイト勝手に診断します」慶應義塾大学

pc20080410_01.jpg 春4月は新入学シーズンだが、受験生には「あと○年」のカウントダウンが始まる時期でもある。僕にも来年受験を迎える親類の子がいる。その母親がウェブサイトで大学情報を集めたいというので、先日、「大学探し」に付き合った。

 まずは夢を見てみようということで、「慶應義塾大学」のサイトへ。ところが、アクセスするなり母親が発した言葉は「学部はどこに載ってるのよ!」。

 どうやら学部紹介や制度を探したかったらしいのだが、トップページではすぐに学部の案内が探せないのだ。僕はウェブサイトの仕事をしているので、たぶんこのあたりだろうと見当をつけてクリックすると…やっぱりだ、「入学・入試」の中に学部案内がひっそりとあった。「大学のサイトなのに、なんで学部がすぐ探せないのよ」。その母親が怒るのも無理はない。

 たしかに、大学に課せられた最大のミッションは、「入試を受けてもらう」ことと「合格したら入学してもらう」ことである。とはいえ、学部案内が「入試」の中に入っているのは、いかにも興ざめだ。

 親にしてみれば、子供が受ける大学にはどんな学部があり、どんな勉強ができるのかも重要事項。いくつかの大学に受かった場合、進学先を決める最終的な判断材料にもなる。

 そもそも、このサイトにはターゲット意識が欠如している。大学や塾のウェブサイトは受験生だけが見るとはかぎらない。むしろ、受験に多額の投資をする親が見にくるものだ。であれば、親の世代も見やすいサイト作りを心がけるべきだろう。

 主婦や中高年でITやネットに不慣れな層は、情報が探せないと思うとそこから積極的にサイトを回遊して探そうとせず、誰かに助けを求めるか、あきらめてしまう。それはユーザービリティーのテスト結果などからも明らかだ。

 少子化により、学生の確保は今後ますます大変になる。そんななか、大学のウェブサイトには、「入試案内」の機能だけでなくブランディングや決済手段の機能も求められる。有名大学だって、うかうかはしていられないはずだ。
  (デジタルフォレスト・杉村亮)


デジタルフォレスト
企業価値向上のため、WebコンサルやWeb解析ツールの提供を行っている

投稿日: 2008年04月17日

トラックバックURL:

ちょいワルフジBLOG

最新記事

夕刊フジBLOGから

コラボ企画

オススメサイト

夕刊フジBLOGモバイル

  • http://yfuji.jp/
    夕刊フジBLOGモバイル
  • 携帯も夕刊フジBLOGモバイル