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「言葉のタネ明かし」嘘-中国では「息を吐く」

 中国の胡錦濤国家主席の来日が来月に予定されている。中国製ギョーザによる中毒事件やチベット騒動でもそうだが、中国は“嘘(うそ)”の多い国だから、日本は外交戦略をしっかり立て、相手のペースにはまらないよう気をつけなければならない。

 さて、言葉の上でも日本と中国はなかなか“合意”が難しい。同じ漢字で書かれた同じ熟語なのに、意味が違うことが多い。例えば「汽車」。日本ではもちろんシュッポッポと線路の上を走る乗り物だが、中国では自動車のことをいう。

 「手紙」は中国ではトイレットペーパーの意だそうだ。中国人との筆談で「お手紙ください」と書けば、相手はびっくりするだろう。また「鮎(あゆ)」は中国ではナマズだから、これも要注意だ。

 「留守」は、中国ではリュウシュと読んで「天子が行幸する間、都を守ること(役目)」という意味をもつ。つまり、「代わりに誰かがいること」が重要なポイントになるのである。

 しかし「留守」をルスと読む日本では、外出して誰もいない状況をさす。もし代わりに誰かがおれば、その人は「留守番」と、わざわざ「番」をつけなければならない。

 そういえば、冒頭に書いた「嘘」という字も中国では「息を吐く」意になり、「うそ偽り」は「虚言」と書かねばならないようだ。中国の「虚言」に用心したい。
(産経新聞大阪編集局校閲部長 清湖口敏)

その他の「言葉のタネ明かし」
「悲喜こもごも」 「口腔」 「大安」 「セイチョウ」 「みみざわりのよい」 「とんでもありません」 「高根の花」 「確信犯」 「発覚」

投稿日: 2008年04月17日

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