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「ザ・自転車通勤」(4)多少の出費覚悟で頑丈フレーム

自転車通勤 自転車といえば、“ママチャリ”を思い浮かべる人も多いだろう。サドルよりハンドルの位置が高く、1、2万円程度で購入できるアレだ。しかし、通勤用となると、やはりサドルの位置が高いスポーツタイプのほうが人気は高い。自転車通勤連載の最終回は自転車の選び方を―。

 スポーツタイプの自転車は、車体やタイヤが軽く、ギアも16段、24段と数多くついている。

 「見た目のカッコ良さと、ペダルを踏んだときの軽さと走りやすさで、通勤用に選ばれるのは圧倒的にスポーツタイプの自転車が多い」と、東京都武蔵野市の自転車ショップ・斉藤商会の斉藤保社長はいう。実際の人気傾向からポイントを紹介すると―。

 (1)スポーツタイプの自転車で4万円程度のものが売れ筋。通勤時間30分程度の人は、3段ギア程度にしている。カゴなどの備品のないシンプルな形が人気。オフィス内に持ち込める折り畳み式自転車を買う人もいる。

 (2)スポーツタイプは、ライトがついていないことが多く、電池式のライト(約2000円)と、安全対策のヘルメット(5000~6000円程度)も購入。

 (3)盗難防止のため、ワイヤロック(約1000円)を2つ購入する人も多い。

 「身長や腕の長さで、快適走行のためのフレームの長さも変わってきます。同じ自転車でも、購入時に身体に合わせた微調整をショップで行ってもらうとよいでしょう」(斉藤社長)

 フレームの長さやサドルの位置は、走行距離が長くなるほど身体への負担に影響を及ぼす。3年ほど前から片道1時間の自転車通勤をしている沖本信之さん(44)は、当初は2万円程度のママチャリを使用していたが、「タイヤが重く、サドルの位置が低いため、ペダルを踏んだときの足の上げ下げが疲れる。自分で自転車を改良して前屈みになるようにもしてみましたが、結局、半年もたたないうちにスポーツタイプの自転車に買い替えました」と話す。また、通勤時でもサイクリング用のウエアと靴も着用。「私服よりも風の抵抗を受けないので平均速度が上がり、片道5分から10分短縮できる」という。

 ウエアは速さだけでなく、安全対策上も「派手な色なので車の運転手の目視もしやすい」(斉藤社長)と役立つようだ。

 自転車通勤をスタイリッシュに決めるなら、それなりの出費は覚悟が必要になる。疲れてもいいからと、安価なママチャリにすると、恐ろしい事態も…。

 「日本では自転車に安全基準がなく、安価な自転車では、フレームが折れるといった事故もありがち。大手メーカーのフレームのしっかりした自転車を選ぶようにしましょう」と、NPO法人自転車活用推進研究会事務局長の小林成基氏は警鐘を鳴らす。

 健康や環境対策にもなり、カッコよく見える自転車通勤だが、安全対策への心構えは不可欠。もちろん、交通ルールも守り、スピードの出し過ぎにはくれぐれもご用心。無事故で快適に自転車通勤を楽しもう。

「ザ・自転車通勤」(1)メタボ健診でブーム加速
「ザ・自転車通勤」(2)20歳の体取り戻した!―通勤歴3年 沖本信之さんの場合
「ザ・自転車通勤」(3)企業からの支援も広がるジテツウの輪

投稿日: 2008年04月18日

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