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「薬ものがたり」液体ムヒ 池田模範堂
虫刺されといえば「ムヒ」の名を挙げる人は多いだろう。かゆみ止め成分(塩酸ジフェンヒドラミン)と、ぶり返すかゆみを抑える成分(酢酸デキサメタゾン)に、2つの清涼感成分も加わって根強い支持を得て、売り上げナンバーワンを誇るのが1971年に登場した「液体ムヒS」。
「ムヒ」自体の誕生は26年。「『比べるものがないほど優れた効き目』の意味を込め、『唯一無比』『天下無比』が名前の由来です」(池田模範堂)。戦前、初代社長の池田嘉吉氏は、ハーレーに乗る派手なパフォーマンスで宣伝。戦後は、大手広告代理店に直談判するなどして全国展開に。
消費者ニーズに合わせてアイテム数は拡大し、チューブタイプ、液状タイプ、携帯用の「ポケムヒS」、赤ちゃん向けの「ムヒ・ベビー」、子供向けに清涼感ある貼るタイプの「ムヒパッチA」など現在18種類に上る。もちろん、かゆみ止め薬市場のシェアトップだ。

