この記事を読む方におすすめの記事
今!気になるレビュー
『イオンが仕掛ける流通大再編!』鈴木孝之著
流通大手イオンの経営戦略とセブン&アイや、西友を 完全子会社化したウォルマートなどのライバルたちの戦略を分析したビジネス書。セブン&アイの百貨店事業売却やウォルマートの日本撤退を含めた業界再編の可能性を大胆に展望している。
著者は大学卒業後に入社した西友を振り出しに、米流通大手、シアーズ・ローバックへの出向などを経て、流通アナリストに転じたという経歴。流通業界の専門知識と豊富な人脈を生かした各企業の経営分析は生々しく、痛烈な批判にも説得力がある。
「消費は文化の一部」という著者の言葉が示すように、今の日本を覆う停滞ムードを払拭するには、流通業界にかつての勢いが戻ることが必要だ。著者の言葉をたどるうちに、消費者に財布のヒモを緩めさせるような「真の流通覇者」の誕生への期待が高まっていく。 (日本実業出版社・1470円)




