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「今日は何の日」1971年5月14日 連続女性殺人鬼・大久保清逮捕
ベレー帽にルパシカ(ロシア製の外とう)。白のスポーツカーに乗り、若い女性に「高校で絵の教師をしていますが、モデルになっていただけませんか」と声をかけ、次々と“毒牙”にかけていた女性連続殺人事件の犯人、大久保清(当時36歳)が、誘拐容疑で群馬県警に逮捕されたのは1971(昭和46)年5月14日だった。
急に泣き出したかと思うと、逆に開き直るなどウソの供述を繰り返したが、26日になって殺人と死体遺棄を自供。妙義山裏側の桑畑から遺体がみつかった。大久保が殺して埋めた女性は8人にのぼった。
少年時代から溺愛されて育ち、「少しでも自分の利益にならないことには協力しない」「口がうまく要領がよかった」という大久保。女性あさりの小道具に、当時過激派学生のバイブルといわれた埴谷雄高の「死霊」を使ったり、フランス帰りの画伯を気取ってデタラメなフランス語を話すこともあった。
「このかっこうで口説けば10人中7人はひっかかった」とうそぶき、若い女性の心理をつかむ特異才能には、取り調べの捜査官も舌をまいた。
1976年1月、死刑執行。このあと、大久保を描いた映画やドラマが作られている。
