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「みんな大好き!! ときめきの富士」5月 朝霧高原 〈天晴五月舞〉
国道139号が走る朝霧高原は西から富士山を臨む外周道路。草原や牧場があり、ハングライダーも飛ぶ景勝地である。途中に“もちや”という大きなドライブインがある。文字通りお餅が名物で、私は毎年正月の雑煮をここで食べた。食事の後、又、きな粉餅、草餅、おろし餅がそれこそ別腹に入る。
ここの桜が遅い季節が有った。ここの草原には何百匹もの鯉が空を泳ぐ。白雪、満開の桜、抜けるような青空、爽快な風に泳ぐ鯉のぼり、すべてが一致する季節を何年も待って、このシーンに出逢った。
今、庭に鯉のぼりを出せる家は、遠い故郷の中でも数えるほどに減っている。まして都市化の中で暮らす私たちには夢のようなことかもしれない。ある人が言ってくれた。
「マンションの1室に鯉のぼりの写真があるなんてカッコいいじゃないか」。
風薫る 五月の空の 鯉の群れ 子よおおらかに 大空 泳げ
(ロッキー田中)
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ろっきーたなか
富士山写真家。最新刊にフォトエッセー「誰も見たことのない ときめきの富士」(飛鳥新社)。東京都品川区にアートサロンを開設。ホームページhttp://www.rocky―fuji.com
