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NEC「Lui」 ユビキタス実現
日本のパソコン業界をリードしているNECが、非常に興味深いジャンルの製品を発表した。ホームサーバ・クライアントソリューション「Lui(ルイ)」である。
音楽や映像などの各種データを保存したデスクトップPC(ホームサーバ)と操作用の専用端末(PCリモーター)を組み合わせて使うというコンセプト。家庭内のさまざまなデジタルコンテンツをホームサーバで一元管理し、PCリモーターでそのコンテンツを表示・再生するなどの操作を行う。
PCリモーターを家庭内の各部屋に持ち込み、その場で操作する「コンテンツオンデマンド」と、外に持ち出したPCリモーターをインターネット経由でホームサーバに接続し、遠隔利用する「PCオンデマンド」の2通りの使い方が提唱されている。いずれも、いわゆるユビキタスを実現する技術だ。
OSはウィンドウズ・ビスタ・ホームプレミアム(SP1)で、これはホームサーバ側に搭載される。各種ソフトやデータもすべてホームサーバ側にあり、PCリモーターはホームサーバを動かすための最低限の装備――具体的にはブラウザソフト(インターネットエクスプローラCE版)やキーボード、無線LAN、液晶画面などがあるのみだ。
ホームサーバは2モデル(同社ネット価格32万910円~)、PCリモーターはノートPCタイプ(同8万9880円)と手帳サイズのポケットタイプ(4万9980円)の2タイプが用意されている。ノートPCタイプはハードディスクなどを搭載していないため、約649グラムと軽量だ。
NECでは今後、パートナー企業と連携してLuiに対応した商品やサービスを拡充するという。パソコンの新たな使い方が浸透するか注目だ。
ただ、ホームサーバとPCリモーター両方をそろえると40万円前後になるため、購入するユーザーは限られそうだ。もし富裕な高齢者層もターゲットにしているのだとしたら、技術用語丸出しの「ホームサーバ・クライアントソリューション」というネーミングはいただけない。技術者はどうしても“専門用語”を使いたがる。営業や企画の社員がもう少しなじみやすい言葉に変えるよう工夫するべきだと思うが、どうだろうか。


