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『武士道シックスティーン』誉田哲也著
高校1年の磯山香織は宮本武蔵オタクの剣道一筋少女だ。中学最後に優勝するつもりで出場した区民大会で無名の選手に思いもよらず負けてしまう。再び剣を交えて無念を晴らそうと、香織は敵が進学したと思われる東松学園高校女子部に入学する。
しかし、香織を倒した相手・西荻早苗は日本舞踊から剣道に転向したために独特な足さばきをするのと、お気楽な性格ゆえの不動心を持つ以外、いたって普通の少女だった。
香織は自分を負かした早苗が弱いはずはないと本気を出させようとして厳しく接するが正反対の性格の2人は擦れ違うばかり。
あげく3歳から剣道漬けで生きてきた香織がスランプに陥り、剣道を続ける意欲を失ってしまう。
男勝りの少女と引っ込み思案な少女が繰り広げる痛快青春剣道ストーリーだ。 (文芸春秋・1550円)



