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「がんの痛み治療」CM 5月放送
“オヒョイさん”こと俳優・藤村俊二さんが出演する「がんの痛み治療」啓発CM(シオノギ製薬)が5月、放送される。藤村さんは、自ら胃がんを患い、胃の大半を切除した経験を持つ。昨年9月にも放送され「がんの痛み治療」という言葉の認知度を飛躍的に高めたという話題のCMの復活版。
ところで緩和ケアである「がんの痛み治療」は終末期医療、死を待つ医療という誤ったイメージが根強い。ネックとなっているのは治療に用いられるモルヒネなどの医療用麻薬に対する誤解だ。
国立がんセンター名誉総長で日本対がん協会会長の垣添忠生氏は、「日本ではまだまだ麻薬=中毒と思われているかもしれないが、医師が処方する医療用麻薬を適切に使用すれば、中毒を起こさずに9割近いがん患者の痛みが取れます。患者にとって、がんの告知だけでも心痛。さらに肉体的な痛みもあれば、二重の苦しみです。治療の早い段階から適切に使用し苦痛を軽減、療養生活の質を向上させるべき」と医療用麻薬の正しい認知と普及を訴える。
今回のCM、最後に藤村さんが「いいんですよ、がまんしなくって」と訴えるシーンが印象深い。
昨年施行されたがん対策基本法では、医療用麻薬による疼痛治療に新たに診療報酬が加算されることに。今後、がんの「痛み」の治療は積極的に行われていくことが期待される。放送はテレビ朝日系を中心に、5月10日から31日まで。




