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「昔々の健康食」大僧正・天海さん 長生きの秘訣?

 江戸時代に活躍して驚くほど長生きした天海さん(1536―1641)は、雪深い会津の出身で108歳まで生きた。

 天海さんは、実は生年月日が不明と言われ、140歳まで生きたという説もある。天明3(1783)年の『閑窓筆記』に「大僧正天海、年百四十歳。すなわち恬淡(てんたん)で緩慢。これがわが延寿の法なり」とある。簡単にいうと「私の長寿法は欲をかかずに人生ゆっくり」ということ。

 欲は欲を呼びストレスが重なって脳溢血一直線だ。人生はスローライフで長生きできるようになっている。人間の一生の脈拍回数は一定だそうだ。年中走り回るような生活をしていれば、自分の持ち時間を早く使い切ってしまう。皆さん、急いだって何もいいことなんかないんだからな。

 徳川家康の知恵袋といわれた天海さんは、秀忠、家光と将軍3代にわたり、大変に信頼を受けた僧であるが、ある時、家光から長寿の秘訣を聞かれ次のように答えたと伝えられている。

 「気はながくつとめはかたく色うすく、食ほそうしてこころひろかれ」

 気持ちはゆったりとして色気はほどほどに、大食せずに心は広く持つべき、という意味。会津の郷土食の納豆汁が好物で長生きに役立っていた可能性も高い。
(食文化史研究家・永山久夫)
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 天海さんの納豆汁
 火にかけた鍋にささがきゴボウ、ニンジン、サトイモ、大根、ハクサイなどでみそ味のけんちん汁を作っておき、包丁でたたいた納豆を入れ、ネギを散らしたら火を止めてできあがり。

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投稿日: 2008年05月13日

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