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放置はダメ 靴擦れは病の第一歩
4月、フレッシャーズにならって、スーツや靴を新調した人も多いのではないだろうか。ところで、おろし立ての靴につき物なのが靴擦れやマメ。ところが、いつかはなじむ、と無理して履き続けていると、とんでもない病気になる、というから要注意だ。
■肩こり、頭痛、食欲不振、ホルモンバランスの崩れ…
「人間は、動物の中で唯一長時間二足歩行を行います。そもそも足への負担が大きい。合わない靴を履いてきちんと歩けない状況では、身体のさまざまな部分に悪影響を及ぼします」と、長年、整形外科医として治療を行う城南病院(東京都目黒区)の石塚忠雄院長は指摘する。
たとえば、新調した靴によって靴擦れができたとしよう。歩く度に痛みが生じ、それが気になって集中力は低下し、イライラ感を増幅。痛みを和らげようと、姿勢を前屈みにしたり、左右のどちらかに偏ることで腰への負担も大きくなる。さらに、背骨をゆがめることで肩こりに結びつくことも。
靴擦れ放置は危険だ。 「靴擦れができた状態で歩き続けるのは、論外です」と石塚院長。キツ過ぎる靴を履き続けると、「血行が悪くなり、自律神経やホルモンバランスを乱すことがよくない」と警鐘を鳴らす。
その結果、頭痛、冷え性、食欲不振、女性なら生理不順などの症状が出ることがあるという。
「健康維持では、食事、運動、睡眠がよく取り上げられます。それらに加えて、靴と正しい歩行の重要性を認識していただきたい」(石塚院長)
■足先1センチの余裕
正しい靴の選び方は、かかとがピッタリし、足先は1センチ程度余裕があり、指が動かせるようなものがベスト。職場で歩く機会の多い人は、靴底がしっかりしたもので、靴下も厚めのものを着用すること。
さらに、歩き方としては、かかとをまず地面につけて、力を足の外側(小指側)に移行させ、足裏の小指から親指つけ根に力が入るようにする。
「それは“あおり”という歩き方で、その蹴る力は脳にも良い刺激を与えます」(石塚院長)
かかとに受けた刺激は、脳へと伝わり、活性化につながるそうだ。また、肩の力を落とし、あごを引いて前を見る。歩幅は広めにして軽く手を振ると、姿勢が正されることで血行が良くなり、新陳代謝も活発になりやすい。
「足に合った靴も、一足を履きつぶすのは止めましょう。何足かそろえて、ときどき靴も休ませてあげると長持ちします」(石塚院長)
健康は靴選びから。そして、仕事中も正しい歩き方で、見た目の美しさを保ちながら体調を整ええてはいかが。

