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肩こり-長野県「鹿塩温泉」海水と同じ濃度の食塩泉
連日、徹夜などの残業が続いたりすると、肩が張って肩こりなどの症状に悩まされる人も多いことだろう。そんな肩こりには、食塩泉などの温泉につかると、効果的らしい。
温泉コンサルタントの中澤克之氏は、「肩こりは、肩の筋肉が硬くなって、血行が悪くなることから起きるといわれています。筋肉をほぐして血行をよくする温泉につかり、ふだん緊張している生活から開放されることがいいのではないでしょうか」と指摘している。
中澤氏が勧めるのは、長野県の鹿塩(かしお)温泉。南アルプスの麓にある伊那谷の秘湯ながら、海水とほぼ同じ濃度の塩辛い湯がわき出る不思議な食塩泉だ。山間に3軒の旅館が点在する。そのうちの「湯元 山塩館」に聞くと、「塩分を含む湯自体が、熱の湯といわれ、保温効果に優れていますので、循環をよくします。肩こりは、湯の中で簡単に体を動かすことでほぐれて少し楽になる入浴方法もあり、温泉療法のアドバイスも受けられます。ふだんと違った場所で、森林浴をされて湯に入るという気分的なものが変わる影響もあるのではないか」と語る。
JR飯田線伊那大島駅からバスで約50分。バス停から徒歩10―15分。なぜ塩辛い湯が沸くのかは「昔の海水」とか「分子レベルで海水とは違う」と諸説あり、いまだに解明されていない。
熊本県のわいた温泉郷にある山川温泉も、肩こりにいいようだ。泉質は硫黄泉で、宿は5軒。湯の中に湯の華が浮かぶ。旅館「華柚(はなゆう)」では、「周辺の黒川や由布院とは違う泉質。さっぱりした感じで、洗っても石鹸のキレがいい。少し高台にあって、上から眺められる景観になっています」と話す。
近くには、1984年に廃止された旧国鉄宮原線のアーチ橋が国の有形文化財として残されていて、趣がある。JR豊肥線阿蘇駅およびJR久大本線日田駅からそれぞれバスで約50分のゆうステーションで下車すると、各宿から送迎があるという。
珍しい温泉では、三重県の鈴鹿サーキット内の天然温泉クア・ガーデンも、肩こりにいいと中澤氏。「レーシングカーのエンジン音を遠くに聞きながら湯につかれる」ところが面白いかもしれない。




