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野口五郎さんは「笑」のサプリ
5月1日で歌手デビュー38周年を迎える野口五郎(52)さん。長い芸能生活の中でA型肝炎と過換気症候群に苦しんだ時期もあったという。とくに過換気症候群は「多くの芸能人が悩む、職業病」と振り返る。
■エビでA型肝炎に
「20年前、A型肝炎と診断されたときはきつかった。スタッフ数人とエビのしゃぶしゃぶを食べたあと、約2週間の潜伏期間を経て発熱、嘔吐を繰り返し、食べ物の臭
いをかぐだけで激しく吐いた」
だが、北海道のコンサートを控えており、血液検査をするため一晩だけ入院。心配した母親がにぎってくれたおにぎり1個を持って、飛行場に向かった。
「お腹が空いて空いて、母のおにぎりを夢中でほおばったが、それもタラップで吐いた」
その後すべての仕事をャンセル。A型肝炎と診断され、1カ月半入院した。
「あのまま放っておいたら、肝縮小で死んでいた、とお医者さんに脅かされました。病室では
寝返りをうつことも禁止され、ひたすら天井を見ていた」
だが回復は早く、処方薬と同時に飲んだ、知り合いが勧める朝鮮人参茶が効いたのか、マネジャーよりも早く退院できた。
■ストレス、不安で“芸能人病”に
しかし、その後に野口さんを襲ったのは過換気症候群だった。
「われわれの業界はとても多い。不安、緊張、ストレスなど、精神的な問題がもとで起こる。体は覚えているんです。ステージに上がれば汗をかいて、体重が減るぐらい疲労困憊(こんぱい)することを。だから気持ちはステージに立ちたくても、体が拒否する。そのギャップが精神的なアンバランスを生み、病むんです。これを僕は芸能人病と呼んでいる」
病気であっても、代わりのない仕事、「僕の場合は、『出番15分前』といわれるとクラっとくる。マイクを持てないくらい手が冷たくなって、ステージの横にお湯を用意していたことも…」
■家族にも徹底「笑」の儀式
今は、かなり症状も緩和され、逆に悩む芸能人のセラピーをしているという。
「ストレスはたまるもの。上手に同居することが肝心。それで僕が始めたのは毎朝、目覚ましを止めた瞬間にニッと笑うこと。朝は大抵の人が、もう起きなければいけないのかと、マイナス思考で始まる。でもそれを、笑うことでプラスマイナスゼロの、フラットな状態にして1日を迎えようと思ったんです。これは僕の大切な儀式」
この“儀式”、奥さんの三井ゆりさんや、2人のお子さんにもしっかりいい聞かせているそう。
「『おはよう!』とにっこり笑って挨拶しなければ、『ごめん! 悪いけどもう1回ベッドからやり直して』って。寝起きをなめちゃいけない(笑)。そうすると神様が、おう、なかなかやるな! と最高の一日をプレゼントしてくれる」
徹底するまでは、家のあちこちに「笑」という張り紙をしていたという野口さん、「だまされたと思って、ぜひ試してみてください!」。
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のぐち・ごろう
1956年、岐阜県生まれ。71年「博多みれん」で歌手デビュー。「青いリンゴ」「甘い生活」「私鉄沿線」などが大ヒット。西城秀樹、郷ひろみとともに新御三家の1人としてトップアイドルに。2001年女優の三井ゆりさんと結婚し1女1男の父でもある。今月29日からは恒例のライブ「GORO SUPER LIVE“COLORFUL ENERGY”VOL・8」(5月5日まで)が東京・六本木スイートベイジルSTB139で。
