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銃の"秘密"と暗い"大義"-『機関銃の社会史』
1884年に最初の自動機関銃を発明した、アメリカ人、ハイラム・マ久シムが、自ら「殺人機械」と呼んだ銃器の歴史を社会史的にたどった本。
発明者や製造者たちの言い分は「これは最終兵器だから、これで戦争がなくなる」というものだった。19世紀の後半、機関銃はもっぱら少数のヨーロッパ人兵士が、アフリカ、アジアなどで先住民の大群を打ち負かすための道具だったという。
前者は核兵器開発の際の論理であり、後者は使用者側の意識下の論理として符合する。訳者の越智道雄氏は「読者は殺人の機械化、産業化について熟考を迫られることになった」と序文に書いている。
欧州の士官たちが、当初「戦争の美学に反する」と受け入れを拒んだ話もまた竹槍vs原爆の昔を思い出させる。 (ジョン・エリス著 平凡社・1470円)


