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DVD決めゼリフ「恋空」
宇宙の星ぜんぶおまえにやるよ
大学生のムスメがレンタルショップで借りてきた。普段ならこの手の砂糖菓子のような映画には食指が動かないが、ロードショーで160万人を動員したヒット作品というので暇つぶしのつもりで見た。
はっきり言って酷評できるコメントを百ぐらい思い浮かべながら、意外にも2時間見ることができた。オジサンには共感体験として見ることは不可能だが、きっと女子中高生にとっては、シンデレラ的おとぎ話のストレス解消映画なのだろう。だからこそ、作品性やリアリティーで批評するなんてヤボなのだろう。
高校1年生の美嘉(新垣結衣)は、ひょんなことでヒロと交際を始めるが、学校でのいじめや暴行、予期せぬ妊娠と、まったく韓国ドラマも真っ青になるぐらい試練と悲劇に巻き込まれていく。でもヒロはまるで白馬に乗った王子のように誠実で強く美嘉を守る。
このヒロがいったセリフの様に、娘が空想の中の思い描いた恋愛おとぎ話の世界なのだ。2人の両親も、とても物分かりのイイ大人として描かれる。そんな夢物語を娘たちは、アリエネーって知った上で、夢が語り難い現実を、ひととき忘れるかのように楽しんでいる姿が目に浮かぶ。
年頃の娘を持つオトーサンは、娘が心の片隅に宿すピュアな夢を、この映画から覗き見てはいかがだろう。白馬に乗ったオトーサンになれるかもしれない。
2007年11月公開、本編2時間9分。発売・TBS、3990円=スタンダード・エディション。
■「恋空」




