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司法試験受験予備校「伊藤塾」塾長と読書

 息抜きに読む本は移動中に、仕事の本は夜遅く授業を終えたあと、塾で読みます。最近読んだ息抜きの本は最相葉月著『東京大学応援部物語』。勝てない野球部のために、真剣に応援する応援団に感銘を受けました。法律家の世界で、報われなくても信念で向かっていく姿と重なりました。

 仕事で強い影響を受けたのが樋口陽一著『比較憲法』。日本と他国の憲法の違いが説かれ、憲法の大切さを学び、法律家になるきっかけになりました。大学時代、まだ将来の進路が定まらないころ、吉川英治著『三国志』の英雄たちに元気づけられました。

 ほかに、勝海舟『氷川清話』は日本のことを知らないのに気づき、日本の伝統や文化を知ろうと読んだ1冊です。

 スランプに陥ったとき、いかに乗り越えていくか。その指針になったのが、米国の心理学者セリグマンの『オプティミストはなぜ成功するか』です。自己の一つの欠点を全体視してはいけない、楽観の勧めで、共感しました。

 その影響もあって、3月に『続ける力~仕事・勉強で成功する王道』(幻冬舎新書)を著しました。  (弁護士)

投稿日: 2008年05月23日

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