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信長の天下取りみそ-桶狭間の前にお茶漬けで

 戦国時代の平均寿命は40歳くらいのもの。50歳まで生きられれば、満足して人生を終えることのできた時代だった。

 1560(永禄3)年の5月。織田信長(1534―1582)は「人間50年、下天の内をくらぶれば夢幻のごとくなり」と敦盛を舞った。終えると、立ったままで湯漬けに焼きみそをのっけてかっこみ食いをすると、清洲の城門を開かせ馬に乗って疾風のように駆け出した。

 目的地は京に向かって進軍中の今川義元で、これを桶狭間で倒すためであった。大軍で進む義元の首を取るためには奇襲しかない。幸運の雷雨もあって、目的は見事に成功した。信長27歳の時。

 のるかそるかの大ばくちである。焼きみそがツキを呼んだといわれ、信長の天下取りみそといわれるようになった。湯漬けは、飯に湯をかけて食べるもので、現代でいったらお茶漬け。出陣する前とか試合をする前などに、腹ふさぎするほどの軽食で、敵に勝つと信じて食べる武士の習わし。

 おかずは一般的には大根のみそ漬け、つまり香の物であったが、信長は焼きみそを好んだと伝えられている。天才武将も気性の激しさ故に敵も多く、50歳直前で暗殺されてしまうのである。

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 作り方
 現代ほどの乱世もないぞ。価値観がコロコロ変わる。天下取りみそを作り、信長になるべし。みそにすりゴマ、ショウガ、カツオ節少々と砂糖を加えフライパンを用いてサラダオイルでよく練り上げる。走れ桶狭間へ!

  (食文化史研究家・永山久夫)

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投稿日: 2008年05月27日

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