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WILLCOM D4-PCになったPHS!?
ウィルコムとシャープは、マイクロソフトとインテルの支援を得て、PHS内蔵のモバイルPC「WILLCOM D4」(予想価格9万円前後)を開発した。約188×約84×約25・9ミリ、約470グラムの超コンパクトサイズで、6月中旬発売予定だ。
D4は、3Wayスタイルを採用。キーボードを閉じたビュースタイル、キーボードをスライドさせたインプットスタイル、ノートパソコンのように操作するデスクスタイルにできる。
5型ワイドTFT液晶を搭載し、横スクロールなしにウェブページが表示できる。メール着信などを知らせるサイドバーガジェットの同時表示も便利。内蔵のカメラで撮った写真を楽しむのに適している。付属のヘッドセットや別売りのブルートゥースハンドセットを使って、本体操作中にも音声通話が可能だ。
もっとも注目すべきことは、OSにウィンドウズ・ビスタ・ホームを採用し、ビスタ用のアプリケーションがすべて動作すること。2007オフィスシステムのフル機能を搭載し、プレゼンテーションなどにも活用できる。ウィルコムはPHSのキャリアだが、D4はもはやPHS製品とは呼べない。PHS機能を持ったパソコンだ。
こうしたコンパクト化が実現した背景にはインテルの新しいモバイル用CPU「ATOM(アトム)」の採用がある。
アトムは今年3月に登場したばかりの低消費電力機器向けCPU。D4はアトムを採用した世界最初の製品だ。
従来のモバイル機器用CPUは、機能や性能を制限して低価格化や省電力化している。これに対し、アトムはPC用の「コア2デュオ」と同じプログラムが動作するように作られた。このため、D4でもビスタが使えるわけだ。
さらにアトムは1・8GHzというPC用CPU並みの速度で動作する。「重い」と言われるビスタも十分に使える処理性能だ。その一方で、消費電力はPC用の10分の1以下。モバイル機器の絶対条件である長時間利用にも対応する。
アトムは今後さまざまな機器に採用されるだろう。普通のノートPCにも採用されるかもしれない。この1、2年でモバイル機器には大きな変化が起こりそうだ。



