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練習不足の巨人軍選手諸君、金本を見習え!

■江尻良文編集委員「球界に直言!」
 年俸を何億円ももらいながら二軍で再調整している主力がゴロゴロしている巨人軍。そんな中で年俸240万円の育成選手上がりの左腕・山口鉄也、隠善智也など低年俸の選手が頑張っている。人間は満腹になると働かず、ハングリーだと一生懸命やるものだと、つくづく思う。

 同時に、現在の契約のやり方の無策ぶりを痛感する。FA資格を取得すると選手の言いなりで複数年契約して、高額年俸をポンと出す。いくら支払おうと出す方の勝手だが、条件くらい付けるのが世間の常識だろう。

 同じ故障でも公傷扱いできるものと本人のケアレスミスによる自己責任の二つがある。選手の不注意によるケガなら、1試合に付きいくら返金するとか、シビアな付帯条件が必要だ。そうすれば、故障しても1日も早く一軍に復帰しようと必死になるだろう。「複数年契約だから、今年は無理するのはよそう」という安易な考え方はしなくなる。

 「そもそも毎年ケガをするような選手はその程度の選手だということだ。無事是名馬というように、本当の一流選手はケガに強いし、休まない。オレだって体に負担のかかる一本足打法だったし、ガムシャラに練習したから腰の骨がズレている。それでも腰痛で休んだのは10試合くらいだからね」。不死身こそ一流選手の条件と言い切るのは世界の王、ソフトバンク・王監督だ。

 現役引退するまで「休養も練習のうち」という周囲の言葉にいっさい耳を貸さず、ひたすら猛練習を続けた王監督の言葉だけに、誰も反論できないだろう。巨人監督時代も選手に妥協せずに厳しい練習を課し、鍛え上げた。もちろんダイエー、ソフトバンク監督としても猛練習の方針は変わらない。福岡ヤフードームでのソフトバンクvs巨人の交流戦を記者席で隣り合わせで見ていた、核心を突く評論で知られる江本孟紀氏がこう言い切った。

 「ソフトバンクの選手と巨人の選手は走り方一つとっても違う。ソフトバンクの選手は鍛えられているなと感じる、よく足が動くいい走り方をしている。ところが、巨人の選手は若手までがフラフラ、モタモタした走り方をしている。練習をしているかそうでないかの差ですよ。巨人の選手はもっともっと練習しないといけない」

 江本氏の歯に衣着せぬ直言に思わず「全くその通りです。猛練習しか巨人再生の道はないですね」と相づちを打っていた。「練習はウソをつかない」「継続は力なり」という金言が日本球界にはある。ケガで休むのはプロ野球選手として恥ずかしいと思わないといけない。

 「無事是名馬」を地でいった偉大なOB、ONという不世出のスーパースターを伝説でしか知らない若い巨人の選手でも、現役の阪神・金本という生きた教科書がいるだろう。二軍で再調整している主力を見習わずに、金本をお手本にして一から鍛え直せ。

投稿日: 2008年06月09日

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