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「今日のストレス」巨人が負けると痛む歯痛

ストレス Hさん(37)は大のG党。巨人が勝ちさえすれば他に何も望むものはないのだが、反対に負けたり調子が悪かったりすると、どういうわけか歯が痛くなる。彼の奥さんなどは、亭主の歯の具合で前日の巨人の試合結果がわかるとまでいうのだが…。

 巨人が負けた翌朝は、Hさんの頬の筋肉は硬直している。顎は鈍く重い痛みを発し、会社に着いてネットで前夜の試合を振り返る頃には、歯がズキズキと痛みだす。

 「歯医者に行かなければならないとは思うんですが、行こうと決心すると勝っちゃうんです。すると不思議に痛みも消えるんです」とニヤけるHさん。でも本当にそんなことってあるのだろうか。

 東京ドームと線路を挟んだ反対側にある東京歯科大学水道橋病院の福田謙一准教授は、「ストレスで歯が痛くなることは確かにある」という。

 「疼痛性障害という症状の可能性があります。人間の体はうまくできていて、どこかに痛みが生じると、その痛みを和らげる神経が作用します。ところがストレスがたまると、神経伝達物質がうまく働かなくなり、痛みにブレーキがかかりにくくなる。結果として痛みが際立って感じられることになる」

 つまり、Hさんには元々虫歯があって、その痛みが巨人の勝ち負けで出たり消えたりしているということなのだ。

 しかし、福田准教授はこうも指摘する。
 「朝になると頬や顎に痛みがあるということは、寝ている間に歯ぎしりや歯を食いしばっていることが疑われます。こうなると、虫歯以外の治療の必要性も出てきます」

 寝ている間も悔しがるとは、なんとも気の毒な話だが、こればかりはHさんの努力でどうにかなるものでもない。試合のほうは原監督に任せて、まずは歯医者さんに行った方がいいと思うのだが、Hさんは「シーズンも中盤に差し掛かって大事な時。オフになってから考えます」と、戦線離脱の意思はない模様。何かというと「あそこが痛い」「ここが痛い」と言ってすぐに休む最近の選手に、彼の根性を見習わせたいものだ。

投稿日: 2008年06月10日

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