この記事を読む方におすすめの記事
今!気になるレビュー
DVD決めゼリフ 『ALWAYS 続・三丁目の夕日』
「明日になれば何もかも
うまく行っているって」
前作は、第29回日本アカデミー賞を総ナメにしたが、この続編も第31回同賞で12冠、優秀賞を受けた。
同じスタイルの作品が2度も取るなんて映画界も進歩がないと思うが、やっぱり続編もノスタルジーたっぷり。あの時代を知る審査員の琴線に触れたか。
出演者やエキストラの表情や言動も緻密に演出され、CGの風景も違和感ないぐらい、昭和30年代の世界を作り上げている。
前作は、敗戦でへこたれていた町内の人々が夢を持って元気になっていく姿を描いたが、続編は、「幸せは金で買える」という敵役を狂言回しに、人の幸福とは―を描く。
本作も、鈴木オートの家族や従業員・六子(堀北真希)、向かいに住む小説家・茶川(吉岡秀隆)らは、あいかわらず貧乏だが、金で得られない希望を持ち続けてガンバっている。
今回は茶川が芥川賞を目指すという設定。果たして受賞できるのか?
育ての親である茶川を心配する淳之介に、六子が言ったのがこのセリフ。
確かに子供のころは、一晩寝て目が覚めると、もうまったく新しい朝がそこにあった気がした。そんな時代だった。
作品にちりばめられた数々のエピソードに、きっと「あった、あった」と懐かしみ、共感するだろう。あの時代を知らない人も、きっと心が温かくなって楽しめる作品だ。
2007年11月公開、本編2時間25分。発売・バップ。3990円。
