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アファメーション朝礼って何だ!?
「朝礼」と聞くと、このデジタル時代にちょっとアナログっぽさも感じるが、やり方次第で効果をあげられるという。その名も「アファメーション朝礼」。これを実施している企業の成長支援コンサルティング会社「ソリューション」(本社・東京)のオフィスにお邪魔してみた―。
「日本中の企業を元気にできるセミナーの司会をやり遂げます!」
東京・品川のオフィスに約10人の社員が集合し、午前8時15分からはじまった朝礼。その終盤、1人の女子社員が元気よく叫んで拳をあげると、同僚や上司らも同じ言葉を繰り返して、同様に拳を振り上げる。こうして参加社員全員が順番に自分の目標やあるべき姿を、動作をつけて大きな声に出していく。
これが「アファメーション朝礼」の一場面だ。アファメーションは確認、肯定の意味で、肯定的な言葉を繰り返し声に出すことで、無意識のうちに自分をその目標に向けて進めていくというもの。社員一人一人が自発的に個人の行動目標をしっかり持てる、明るく元気な気持ちで仕事に向かうことができる、といった効果があるとか。
朝礼ではアファメーションのほか、「あえいうえおあお―」の発声練習、「おはようございます」など10の「まごころあいさつ」、「足を組まない」など「礼儀10項」、さらに東京オフィスの独自目標「東京愚連隊の決めごと」と全員での唱和が続く元気っぷり。
この「東京愚連隊の決めごと」もちょっとユニークで、「引き出しは静かに締める」「正しい日本語を使う」といった項目が並んでいる。約30分の朝礼では、“心温まる話”が集められた小冊子から一話を進行者が朗読し、名指しされた3人が感想を述べる場面もあるが、まあとにかくテンションは高い。
小西正行社長(35)によれば、アファメーション朝礼のきっかけは離職率の高さだった。「グループの住宅リフォーム会社では以前、離職率が50%くらいあった。社員が30人を超えるころから全員に目が届かなくなったのが原因。それでアファメーションを取り入れて数年、今では5%くらいまで下げられた」
1、2年では効果が出ないので、3年、4年と続けられるかが成功のカギだという。ソリューションも2006年1月の創業時からアファメーション朝礼を実施。業績も、創業時の売上高5000万円が今期の目標は3億9600万円にまで急成長を遂げている。
それにしても、強烈なアファメーション朝礼。逆に離職率が高くなりそうな気もするが…。小西社長は「新卒の採用活動中に必ず朝礼を見せて、ついていけそうなら採用する」。
今年入社した豊島さつきさんも「初めて朝礼を見たときは引き気味でしたが、だんだん楽しくなってきて自分でもびっくり。自分目標を発言するときには『笑顔』を盛り込むよう意識しています」とすっかりハマったか。
どうです? あなたのオフィスでも―。
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■朝礼事情
複数の企業コンサルティング会社関係者によると、
(1)大企業ほど朝礼はなく、外資系はほとんどやらない
(2)不動産関係や飲食関係では多い
(3)職種では営業系は数字報告と行動予定確認のために実施
―という傾向があるようだ。
また、人事・採用の代行・コンサルティングを手がける「トライアンフ」の奥原崇行・市場開発グループマネージャによると、朝礼を行う会社の数は「実感としては近年増えている」という。その理由を「スケジュールはサイボウズで共有、連絡はメールというのが行き過ぎて、コミュニケーションが希薄化したというのが背景にあるのでは」と分析している。
