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友川カズキ「競輪三昧(ざんまい)」第33回
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「滝沢正光引退」の大見出しが、昨朝スポーツ紙をひろげたら、いきなり飛び込んできた。
寝惚けていたこともあるが、油断をしていた。
「ああそうか、ついにきたか」と思うまで、少し時間がかかった。
私が競輪を始めた時、すでに滝沢の全盛は過ぎていたが、一戦一戦全力で戦う姿、勝った時の得も言われぬ笑顔に魅せられ、「夢のラップもういっちょう」という唄を創った。
人づてにその曲の入ったCDを渡したところ、ご丁寧にも電話を頂戴し、「車の中でいつも聴かせて頂いております」、と言って頂いた。
最近は、ラインを組まず、「自力で」と何度かコメントを出していたし、私なりに、これはA級戦でもますますヤル気だな、と思い、追っかける楽しみが増えた、と輪友達と話していた矢先であった。
残念なのはただ一つ、滝沢みたいにファンの気持ちを焦がす選手が未だに少ない、ということであるが、思うに他の分野とて、そうそうそんな人間は居るはずもなく、滝沢こそ、選ばれし希有な人間であったということであろう。
アッパレ! 滝沢正光!!
さて、今夜の夕刊フジ杯A級決勝、アタマは2和田で2着は好調の1与那嶺とその後ろの5広瀬、3着はその2人に、3山城と7中野で勝負。
紙数が尽きてしまったため、子細は本場のトークショーにて。 (歌手・画家、友川カズキ)
