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『スタンド・バイ・ミー 東京バンドワゴン』小路幸也著
明治18年から続く東京下町の古本屋「東京バンドワゴン」を舞台に、4世代が同居する堀田家の日常を描いたシリーズの第3弾。8人で始まった同居人はますます増えて12人に!
物語の登場人物は「イイ人」ばかりで、みんなが「仲良し」、女性は全員が「ベッピンさん」、そして金持ちじゃないけど「曲がったことが大嫌い」…。
「てやんでぃ。そんな家族がいるわけねぇだろ」って、ツッコミながらも、ついつい話に引き込まれてしまう。ウソだと分かっていても楽しい、幸せな気分に浸れる。多分、みんな、「堀田家」みたいになりたいんだな。
今回は、堀田家の家長、勘一の息子で伝説の老ロッカー、我南人(がなと)と日本を代表する名女優(モデルは吉永小百合か?)、池沢百合枝との、かつての“禁断の恋”がマスコミに暴かれそうになるのが見どころ。“泣かせ所”も心得ていて、ホント読み出すと止まらない。 (集英社・1575円)

