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『情報力』佐藤優、鈴木琢磨
鈴木琢磨氏(毎日新聞編集委員)は“北朝鮮ウォッチャー”のなかでも、資料を丹念に読んだり、現場での取材に重点を置いたりと、いわゆる「社会部的な手法」で、多くの“特ダネ”をモノにしている。なかでも、金正日の最愛の人といわれた在日朝鮮人出身の故・高英姫夫人の生い立ちや、プロレスラーだった父親の人生を追いかけたリポートは出色だった。
本書は、鈴木氏とインテリジェンス(諜報)の分野では“超売れっ子”となった佐藤優氏との北朝鮮問題をテーマにした対談集である。この中で鈴木氏は、北朝鮮の後継者問題について、「2010年8月25日」を“後継者デビューの日”だと予測し、その後継者はすでに金正日に代わって、「舞台裏を動かしている」と言う。その後継者は誰なのか? それを読み解くカギは? インテリジェンスの最前線がスリリングに明かされる1冊。(イースト・プレス・1680円)
