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仕事上の決断は午後より午前中!! 男性ホルモンは朝高夜低
「今夜は何も決断しない」は、先ごろ大統領予備選で負けたヒラリー・クリントン候補の名言だが、女史ならずとも男は「夜の決断」は避けたほうが良さそうだ。判断力を高めると言われている「男性ホルモン」が“朝高夜低”であることが最新の男性医学でわかってきたからだ。
■夜の決断は鈍る!?
さきごろ開かれた日本抗加齢医学会で帝京大学の研究チームが興味深い発表を行った。
「都内に勤める20から50歳代の男性サラリーマンを対象に男性ホルモンであるテストステロンの値を測定したところ、全体に朝が高く、夜に向かうほど低くなる傾向がみられました。テストステロンは、それにより判断力や集中力が高まったり、リスクをとれるといったことにも関係するといわれています。たとえば、仕事で、何か大きな判断が必要な場合、午前中のほうがいいかもしれません」(同大泌尿器科・堀江重郎教授)
テストステロン自体、これまで決断などに大きな影響を与えるといわれてきたが、1日のうちでその数値が変化することは知られていなかった。もし商談相手が男性なら、午後より午前の方が成約にこぎつける可能性がぐんと高くなるかもしれない!?
■秘薬は“あの薬”だ
決断のみならずテストステロンには筋力や骨量を保つ、動脈硬化を予防する、細胞の老化を防ぐ、あるいは精神活動を活性化するなどの心身両面への作用も知られている。
ところが残念なことに年代別にみると、働き盛りのわれわれ40歳代から50歳代の数値が最も低い。これは、いかにストレスにさらされた世代であるかを裏付けるものであるのだが、管理職など決断が迫られることも多いだけに、何とか“増量”したいもの。
ちなみに、同大附属病院メンズヘルス外来ではこんな実験も。受診者20人に、ED治療薬「バイアグラ」を半年間、週1回のペースで服用してもらったところ、テストステロンが2倍に増加。体の酸化(老化)を示す酸化ストレスの値は服用前の約3分の1にまで減少し、自覚症状として、活力を取り戻した人が多かったという。
■ストレス、肥満は大敵
「テストステロンは加齢とともに下がるほかに、高血圧、糖尿病、肥満といった生活習慣病や喫煙、精神的なストレスがあると減少することがわかっています。日ごろからストレスをためない生活を心がけてほしい」と堀江教授。
男性ホルモンを健康に保つにはまずは定期的な運動、抗酸化力のある栄養、よく笑うことがいいそうだ。明日の決断のためにも、尽力しようではないか。

