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DVD決めゼリフ『君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956』
「自由のために 反撃をすべきときがある」
『ランボー』『ダイ・ハード3』『ターミネーター3』の製作を手がけたアンドリュー・ヴァイナ。彼にとって本作のプロデュースは悲願だったろう。
本作が描く「ハンガリー動乱」時に12歳だった彼はひとりで、祖国ハンガリーを去ったのだった…。
1956年秋、ハンガリーで、独裁的な共産主義政権に反対する学生運動がきっかけで自由を求めた市民らが蜂起した。革命は成功したかに見えたが、撤退したソ連軍が再介入してハンガリー民族に多くの犠牲者が生まれた。これが「ハンガリー動乱」である。
映画は、水球の五輪チームの有名選手カルチが、学生運動の女性闘士ヴィキに一目惚れするところから始まる。政治にまるで関心のないカルチは、街でデモ隊を導くヴィキを追い掛けて行き、鎮圧軍との激しい銃撃戦に巻き込まれてしまう。傍観者でいられないと知った彼は、闘争の最前線へと身を投じていく―。
動乱の数週間後にメルボルン五輪が開かれた。ハンガリーはソ連チームと準決勝を争う。これが「メルボルンの流血戦」と言われた五輪史上に残る試合となった。映画の中でも試合シーンが迫力ある映像で描かれている。
本作は、ハンガリーの歴史的事実を背景にした愛と悲劇のフィクションだ。ただあの時代、あの国にそうした若者たちがいたはずだ。久々に感動した名作。
2007年11月公開。本編2時間。発売・ジェネオン エンタテインメント、3990円。
