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雨で大波乱のイギリスGP
ホンダが2006年ブラジル以来の3位表彰台を獲得! この結果が象徴するように、雨のイギリスGPは予想もしないドラマが一杯の本当にエキサイティングなレースだった。
雨雲と青空が交互にシルバーストン上空に現れ、そのたびに路面の状況はコロコロと変化。レース中のタイヤ選択がドライバーたちの運命を面白いように変えてゆく。
最高のタイミングで深溝のエクストリーム・ウェットタイヤを選んだ、16番手スタートのバリチェロが突如として「コース最速の1台」となり、天候回復に掛けたフェラーリ勢はマッサが5度のスピンを喫するなど、目も当てられぬドタバタ状態に突入。
一方、前日の予選ではチームメイトのコバライネンに破れ、地元イギリスのファンを失望させたハミルトンだったが、日曜日は雨の中で神がかり的なドライビングを見せ、最後はぶっちぎりで優勝!
レース終盤、青空から差し込む光がグランドスタンドを包み、大観衆が総立ちでハミルトンを迎え入れる光景はなんだか「天候」という照明装置で演出された舞台のフィナーレを見ているようだった。
しかも、これでドライバーズ選手権はハミルトン、マッサ、ライコネンの3人が48ポイントの同点となり、4位のクビサが2点差の46ポイントで続く大接戦となった。また、ウイリアムズの中嶋も、“雨の中嶋DNA”を証明するかのように8位入賞で1ポイントを重ねて通算8ポイントとなり、チームメイトのロズベルグと肩を並べた。
2週間後のドイツからはいよいよ後半戦に突入! この先、一体、どんなドラマが待っているのか? 大混戦のF1GPからは、しばらく目が離せない。

