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「医者のコトバ」一酸化窒素(NO)
空気中で酸素と結合して赤褐色の二酸化窒素に変わる無色の気体。外界では車の排ガスにも含まれ公害の原因となる超悪玉だが、体内にあっては細菌を殺したり腎臓の利尿作用や腸の蠕動(ぜんどう)運動の調整、細胞内では免疫系に関与、脳の神経シナプスの伝達にも貢献する。また勃起にもかかわっている。
「NOには血管を広げる働きがあり、これがペニスの血管を広げて勃起を起こさせるのです」と専門医。
バイアグラやレビトラなどED改善薬は、服用→体内でNO産生→血管拡張→勃起状態、とこのサイクルを長時間維持するようにしたものだ。
「この理屈は狭心症薬のニトログリセリンや発毛剤リアップにも当てはまり、NOを介して毛細血管の血流を増やし、治療効果や発毛を促進させます」
1998年のノーベル医学・生理学賞は、「循環器系における信号伝達分子としてのNOの発見」で海外の3研究者が受賞。これでNOの善玉の面に光が当てられた。
