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「今週のデジタルうんちく」低価格小型ノートPC(下)HP2133ミニノートPC
パソコンと通信環境が普及するにつれ、日常生活でネットに依存する機会が増えてきた。ビジネスにおいてはなおさらだろう。会社や自宅ではデスクトップパソコンを使っていても、それ以外ではもっぱら携帯電話だけという人は多い。そんな人たちの中には、外出先で「いま、ここにパソコンがあったら便利なのに」と思う人も多いはずだ。
これまで2週に渡り、販売価格約4万円前後の格安小型パソコン「EeePC」と、頭金約4万円で入手できるPHS搭載「ウィルコムD4」について説明してきた。どちらも、値段のわりに高機能で軽量、OSにウィンドウズ搭載といった便利なものだが、これらはあくまでもノートパソコンの“代替品”としての位置付けだ。
ならば“王道”に戻り、メーン機として利用しているパソコンをモバイルPC化しようという発想から生まれたのが、先月24日に発売された日本ヒューレット・パッカード(日本HP)の「HP2133ミニノートPC」だ。
EeePCがハードディスクを割愛しフラッシュメモリ4GBのみの搭載にするなど、性能を下げてコストダウンをしたのと異なり、HP2133はノートPCとしての機能は十分なまま価格は5万9850円からと安い。
8・9インチのワイド液晶画面に、無線LAN内蔵、メモリは1GB、ハードディスクは、なんと120GB搭載だ。上位機種の7万9800円タイプは、メモリ2GB、ハードディスクは160GBに増量され、ウェブカメラも搭載。両タイプとも、ウィンドウズはビスタをインストールしているがXPにも戻せる。
重さは1・27キログラムでEeePCの920グラムにはかなわないが、キーボードのサイズは縦横17・5ミリと小型ノートPCにしては打ちやすい大きさだ。オプションとして、DVDドライブやメモリ、ハードディスクを増設できるのも、きちんとしたパソコンならではの自由さがある。
いくつもの端末を併用して利用できる「やりくり上手」な人は、カバンの大きさや荷物の量、歩く距離などに合わせて端末を選べばいい。ただし、何台もの端末を持っていると情報を統一する「同期」という作業が発生する。それを面倒に思うなら、いつも同じ1台を持ち歩くほうが勝手がいい。HP2133は、そんなニーズを満たしつつ、フトコロにもやさしい待望の商品だ。
日本HPのオンラインショップでは発売早々に初回入庫台数を上回る受注があったため、現在は販売停止中で再開されるのは今月半ばになる予定。その人気ぶりがうかがえる。
ともあれ、いろいろ値上がりが続く中で、こづかいやボーナスから少々工面するだけで高機能のモバイル端末が手に入れられるというのはありがたい。低価格小型ノートPC市場は今後ますます盛り上がりそうだ。
■「今週のデジタルうんちく」低価格小型ノートPC(上)スペック抑えた4万円台
■「今週のデジタルうんちく」低価格小型ノートPC(中)ウィルコムD4

