TOP生活 / コラム > 「週刊 軍事情報」海自艦艇"交流"が抑止力に

「週刊 軍事情報」海自艦艇"交流"が抑止力に

■週刊軍事情報
軍事情報 海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」(4650トン)が19日に、広島県呉市を出発した。行き先は中国。海自艦艇の中国訪問は初で、24日に広東省湛江に到着後、5日間滞在し交流を深める。

 さざなみの訪問は、昨年11月に中国人民解放軍海軍(中国海軍)のミサイル駆逐艦「深●」(6500トン)が東京・晴海に来航したことの答礼。中国海軍艦艇の来日はこれが初だった。派遣された日中双方の艦艇をみると面白い違いがある。海自は“ワークホース”的な艦だが、中国海軍は“儀仗”的な艦を派遣している。

 さざなみは2003年から就役が始まった汎用護衛艦「たかなみ」型の4番艦で同型艦は5隻。護衛艦というと、どうしてもイージス艦のこんごう型やあたご型などに目が向くが、こうした中堅どころがしっかりしていないと全体のレベルを高めることはできない。
 交流のために派遣されることで「練度はもちろん、隊員の意識も高まるし、海自の実力を相手に知らしめることで抑止力としての効果も期待できる」(海自関係者)。中国国民の「反日」は日本に対する無知に起因する側面もある。さざなみが四川大地震の支援物資を運んでいることを含め、日本の実像を知ってもらうことも「抑止力」につながる。

 一方の中国海軍。こちらも近年、各国と交流を進めているが、海自などに比べ、ごく少数の艦艇がその任にあるようだ。深●は代表格。
 中国海軍は発展途上ということもあり、いろいろな型の艦艇を少しずつ造っている。深●は同型艦が1隻しかない「実験的な艦」(同)で、昨年来日した折りに取材したが、艦内に木材の使用が多かったり、扉も水密が保てるかどうか疑問に思えるような作りだったりと“実戦向き”ではないような印象を受けた。

 ただ、こうした客船のような作りは他国を訪問した際の見栄えはいい。2000年7月以降、海外訪問は欧州やアフリカなど5回にわたり十数カ国にも及ぶ。

 それだけに乗員の態度などもしっかりしていたが、深?以外の海外をほとんど訪問しない艦艇の乗員の練度も気になるところだ。
(●は土ヘンに川)

「さめ肌」艦艇の驚異的省エネ効果
第3、第4次中東戦争が日本に伝える教訓
発展性奪う「政治的配慮」
山本五十六記念館-生々しい戦死時の搭乗機
B-29への体当たり攻撃と不発弾
陸軍の89式中戦車を復活
爆撃機の航法支えた女学生
里帰りで消えた位牌の文字

投稿日: 2008年07月01日

トラックバックURL:

ちょいワルフジBLOG

最新記事

夕刊フジBLOGから

コラボ企画

オススメサイト

夕刊フジBLOGモバイル

  • http://yfuji.jp/
    夕刊フジBLOGモバイル
  • 携帯も夕刊フジBLOGモバイル